

ジョンストンズ社は1797年にスコットランド、エルガンのロシー川沿いに位置する現在のニューミルを拠点に創業しました。200年以上にわたってジョンストン家とハリソン家のファミリーが経営に携わり、カシミアやビキューナ、メリノウール、ラムズウール、キャメルヘアーなどの高級素材を使った生地、スカーフ、ホームファーニシングなどを作り続けています。現在でも原毛から紡績、ウィービング(機織)、ニッティングまで手掛ける、英国でも珍しい一貫生産工場をもつメーカーです。
創業間もない1801年からウールを中心とした手織ビジネスを展開しています。1840年代初期には後にエステートツイードとして知られるデザインの創作にとりかかります。エステートツイードはクランタータンに似た織物で、クランタータンが同じ氏族を特定するのに対し、エステートツイードは同じ地域で働き生活する人たちを特定するものでした。当初はスコットランドの厳しい天候に耐えられる重い生地でのみ作られていましたが、1800年代後半になると、より一般的な用途のために軽い生地のものも作られるようになります。今日同社が得意としている高級カシミア生地の起源はエステートツイードなのです。
1980年代になるとニットウェアの製造にとりかかります。当初製造部門はエルガンに位置していましたが1980年代後半にはカシミアニット生産の心臓部といわれるホーイックに自社工場を移転しています。
現在ここから生まれるカシミア製品は世界中から高い評価を受け、トップデザイナーや高級メゾン、本物を求める顧客に支持されています。
日本では1980年代に本格的に上陸し、高品質なマフラーが人気を博しています。最近ではニットウェアをはじめネクタイなども展開しています。
