ジョンストンズ オブ エルガン|johnstons of elgin

JOURNAL

CRAFTSMANSHIP

リデュース、リユース、リサイクル

品質の高い衣類を購入して長く愛用すれば、衣類の消費削減につながります。そしてこれは、私たちが衣類を所有する上で環境への負荷を減らすための、唯一で最大の方法なのです。抗菌作用のある天然の動物繊維を使用した洋服を選ぶことは、洗濯の回数を減らすだけでなく、水温を下げて洗濯することにもつながります。

繊維産業は世界の炭素排出量の10%を占めていると推定されており、使い捨てを前提とした安価な繊維の文化は地球規模の環境問題に大きな影響を与えています。ポリエステルやナイロン、アクリルなどの合成繊維は洗濯をするたびに海へ流れ込み、使い捨ての安い衣類は消費者に届く前に世界中の国から国へと輸送されています。天然繊維を使用すれば輸送を最小限に抑えることができるため、環境への負荷を大幅に減らすことにつながるのです。

ジョンストンズ オブ エルガンのお客様は当ブランドの衣類を愛用し、再利用してくださいます。そのため当社では、穴や破れを修復して元の美しさを取り戻す、ニット製品の修理サービスを提供しています。新品の衣類を製造する際にはエネルギー効率の高い設備を優先し、可能な限り省エネ技術に投資しています。例えば、染料タンクには高効率熱交換器を使用し、エネルギー使用量を削減しています。

さらに、紙、段ボール、アルミニウムはすべての事業所でリサイクルしています。また、パンフレットは森林管理協議会(FSC)の認証を受けた紙に印刷し、100%堆肥化できるパッケージに入れて郵送しています。製品の梱包には、持続可能な森林から得た資源で作られた段ボールを利用し、長期的な計画では使い捨てで使用するプラスチックをゼロにすることを目指しています。

スコットランドのきれいな軟水を製造に使用していることは、私たちの誇りです。また、これによって工程で必要とされる化学物質の量を削減できているほか、工場内に排水施設があるため、どんな繊維廃棄物でも地域のインフラに入る前に処理できます。染料はすべて「有害化学物質排出ゼロ(ZDHC)」の承認リストに掲載されているものを使用。ファッションブランドや関連会社などが加盟しているZDHCは、化学物質の適正管理をグローバル規模で推進する「ロードマップ・トゥ・ゼロ・プログラム(Roadmap to Zero Programme)」に取り組んでいます。

ジョンストンズ オブ エルガンではコレクションで余った素材を廃棄することはほとんどなく、可能な限り再利用しています。糸くずや端切れは再び染色してセール用のスカーフやその他の製品に生まれ変わるほか、詰め物や断熱材としても使用しています。当社では、事業所から埋め立て処分される廃棄物の量を最小限に抑え、これをさらに削減するための目標を設定しています。私たちは環境マネジメントシステム規格の「ISO 14001」に基づいて環境への取り組みを管理しています。

当社では、染色から梳き、紡績、織り、編み、仕上げまでの全工程を自社工場で行うことができるため、製品の移動が少ないことも特徴です。製品を輸送する必要がある場合は、航空貨物を最小限に抑え、陸路と海路での輸送を優先しています。

ジョンストンズ オブ エルガンの商品は時間をかけて作られている分、末永く愛用していただけます。私たちのウールとカシミヤ製品には生分解性があり、最終的には自然に還るので安心です。

RELATION

関連記事


TOP