ジョンストンズ オブ エルガン|johnstons of elgin

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トゥモローランドが伝える、無地のストールが生み出す定番ならではの魅力。

トゥモローランドが伝える、無地のストールが生み出す定番ならではの魅力。

〈ジョンストンズ オブ エルガン〉を取り扱うお店に、ブランドの魅力や今季のラインナップ、スタイリングのポイントなどを語っていただく企画。

第二回目は、エレガントな大人のスタイルを得意とする「TOMORROWLAND(トゥモローランド)」で、バイヤーを務める柏谷紗百合さんに登場していただき、自身も〈ジョンストンズ オブ エルガン〉のファンということで、ユーザーならではの意見など、いろいろなお話を伺いました。

時代が変わっても、変わらないことを貫く潔さ。

私が入社した頃、すでに〈ジョンストンズ オブ エルガン〉のカシミヤのストールは取り扱っていて、まず値段を見て驚きました。それが初めての印象でしたが、実際に店頭で触れてみてそのモノの良さや魅力を知るようになりました。

その魅力を一言でいうと変わらないよさ。ファッションはトレンドが重要で、時代によって形や長さといったデザインが変わりますが、〈ジョンストンズ オブ エルガン〉のストールはトレンドが変わっても、素材も触った感じも不変のまま。あとは自分がどう巻くか、どう合わせるかといった着こなしで表現が変わるので、そこが魅力だと思います。今は多様性の時代なので、変わらないことを貫くという真っすぐなところはとても大事ですね。

私も使っているプレーンストール(WA56)は、織りの密度が高く重みやふくらみがあって、他のメーカーのカシミヤストールとはちょっと違う。この縮絨したような詰まった感じが上品な雰囲気を生み出していて、重さがある分、暖かいというより安心感があるという印象です。



ニュアンスに惹かれて、ダブルフェイスも展開。

定番のアップデート

今季の取り扱いは、プレーンストールとリバーシブルストール(WA585)の2アイテムです。ブランドを代表するモデルとして選んでいるプレーンストールは、「トゥモローランド」でも毎年展開。定番という特徴を活かしスタンダードなカラーを軸に、シーズンカラーをプラスして選んでいます。

リバーシブルストールは毎年扱っているものではなく、プレーンストールとはまた違った滑らかな肌触りが魅力。最近は上質なものを求める人が増えていて、美味しいものを追求したいとか、家の中での生活の充実度を高めたいとか、そういう日々の暮らしの質にこだわる人たちにとってもリバーシブルストールはすごく満足度が得られるアイテムなのではないかと思います。



今年のキーカラーに馴染む、落ち着いた色合い。

今年のキーカラーに馴染む、落ち着いた色合い。

まずは服装の色合いを思い浮かべて、バイイングしているときに気になったのはホワイト、ブラウン、グレーといったカラーでした。特に印象に残ったのがホワイトで、そこに馴染む色合いやトーンを考えて選んでいます。今年バイイングしたプレーンストールのライトグレーとシャドウと呼ばれるブルーイッシュグレーは、このカラーを取り入れたスタイリングを提案したいです。

ディープトーンのパープルは、顔のまわりに持ってきたときに、日本人の肌の色との相性を考えると、表情が暗くならず、スタイルのスパイスになって引き締まる印象を受けたので選びました。

リバーシブルストールはリバーシブルなのにベージュ×ライトベージュやグレー×ライトグレーといった、ニュアンスやグラデーションを感じさせるカラーにグッときて選びました。グラデーションを強調することで、肌の表情とのバランスが取りやすくなり、とても女性らしいカラーの合わせ方だと思います。



定番である無地ストールの楽しみは、買い足していけること。

〈ジョンストンズ オブ エルガン〉を初めて買ったのは7~8年前。「トゥモローランド」でキャメルの取り扱いがあり、店頭でいろいろ試着し、吟味しながら買った記憶があります。当時はトレンチコートにプレーンストールを合わせる大人のスタイルに憧れ、1枚目に買うなら定番色ということでキャメルカラーを選びました。

最近では自宅でブランケット代わりに巻いたり、膝に掛けたりして使っています。長い間使うと表面がよりふんわりとした質感になり、肌触りがよくて心地いいと感じます。

無地のストールはスタイリングの幅も広がるので、ニットと同じようにカラーを買い足していく楽しみもありますね。



〈ジョンストンズ オブ エルガン〉を初めて買ったのは7~8年前。当時は大人のアイテムというイメージが強くて、1枚目に買うなら定番色ということでキャメルのプレーンストールを選びました。トレンチコートにこのプレーンストールを合わせると、カッコいい大人のスタイルが完成するのですが、当時は「トゥモローランド」でもキャメルの取り扱いがあって、店頭でいろいろ試着しながら吟味しながら買った記憶があります。 数年後に同じプレーンストールのホワイトを購入。最近では自宅でブランケット代わりに巻いたり、膝に掛けたりして使っていて、いい感じにフワフワしてきました。新品時の目が詰まったパリっとした感じも素敵なのですが、長い間使うと生じてくるちょっとくたっとした感じも肌触りがよくて心地いいと感じます。 2枚とも無地ですが、無地はカラーによってスタイリングの幅も広がるので、ニットと同じようにカラーを買い足していく楽しみがあります。私は定番色を持っているので、次はトーンの異なるアクセントになるようなカラーが欲しいとか、そんな風に楽しめるのも無地の魅力。ほかにもニットグローブを愛用していて、ニットキャップなどの他のアイテムにもいいものがそろっています。

ワントーンコーデに、バランスよく取り入れて。

今年は柔らかいカラーのグラデーションやワントーンによるコーディネートがおすすめ。トーンが統一されることで全体の印象がぼやけてしまいがちなので、今季イチオシのアイテムであるロングブーツにパンツをインする着こなしで、引き締まったスタイリングが完成します。ストールを纏えば、グラデーションやワントーンをより華やかにしてくれます。

普段の使い方としては、首に巻き付けるというより体に纏うということを意識するようになりました。今年に入ってからライフスタイルの変化を余儀なくされて、ストレスをあまり感じないで服を着たいという気持ちが生まれましたが、ストールの巻き方もそのひとつ。大判のたっぷりしたサイズ感を活かして、少し空気を含ませながら体を包み込むような巻き方が今の気分です。

〈ジョンストンズ オブ エルガン〉のアイテムは定番ゆえ廃れることはないものばかり。多くのお客様が毎年楽しみにしてくださっていて、中には十年以上もご愛用いただいている方もいます。そのような方々に向けて、今年だったらこんな風に巻きたいとか、寒さ対策だけじゃないストールの魅力など、これからもアップデートをして楽しめるような着こなしや使い方を伝えていきたいと思います。





  • トゥモローランド バイヤー 柏谷 紗百合さん
  • トゥモローランド バイヤー

    柏谷 紗百合さん

    2007年にトゥモローランドに入社し、3年半ほど販売職を経験。接客をするなかで、商品の背後にあるモノづくりに興味が湧きバイヤーへ異動。以降、約10年にわたってバイヤーを続け、欧米での買い付けや国内での仕入れ、商品のプロモーションなどに携わる。海外では、デザイナーをはじめとした様々な人達と交流を重ねて、新しい情報を見つけ出すことを大切にしている。

Photo Masahiro Sano Text TRYOUT

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