ジョンストンズ オブ エルガン|johnstons of elgin

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LONDON FASHION WEEK, FEBRUARY 2020

南米の地平線や氷に覆われたモンゴルの山々などから着想を得たジョンストンズ オブ エルガンの2020-21年秋コレクションは、今年2月に開催されたロンドン・ファッション・ウィークのランウェイに華やぎを添えました。私たちのクリエイティブ・チームは、この独特で印象的なデザインを生み出すために素材の起源を探求し、長い歴史を持つ織物の技術に再び思いを巡らせることで、伝統的なフェアアイルのジャガードプリントを復活させたのです。

クリエイティブ・ディレクターのアラン・スコットは、今回のコレクションを“未来を見据えるための出発点”として捉え、ブランドの歴史と世界のさまざまな風景を反映したと語っています。

「今回のコレクションは、ブランドの全体的な構造を完成させるために何年も前から計画してきたものです。私たちはこれまでのコレクションにおいてもブランドの基盤の構築に努めてきました。しかし今回は新たなテクノロジーに投資することで、ブランドの伝統を反映させると同時に、テクニカルな素材や製造面で、未来を見据えたコレクションを実現することができたのです。これにより、さらに親しみやすく、リアルで身近なブランドが確立されました。

今回は3Dのシームレスなテクノロジーを用いて、コレクション全体の品質を実験的に向上させています。さらに、ハンドクラフトの技術を継承しつつも新たなテクノロジーを織り交ぜることで、今までに見たことのない革新的なコレクションを打ち出すことに努めました。今後もカシミヤに対する革新的で、自信に溢れ、ユニークなアプローチで季節を超えたアイテムを提供し、通年のブランドとしての新たな立ち位置を継続していきたいと考えています」

ロンドンのアイコン的な存在であるサーペンタイン・ギャラリーでは、ニット、アウター、アクセサリーを中心に、ウィメンズの21ルックとメンズの9ルックを中心に展示。クラシックな色合いに、チャイナブルー、アイス・ウォーター・アクア、アンバー、ハリッサ、ロータス・ピンク、リッチ・ゴールドといった現代的な色彩と、オーセンティックなパターンを掛け合わせています。今回のコレクションで最も注目すべきは、伝統的な衣服をモダンにアレンジした「リバーシブル・モンゴル・キモノ・ジャケット」や、モンゴルのオリジナルニットから着想を得た「キリム・ジャガード・カーディガン」などです。また、「レッド・ツイード・チェック・トレンチコート」や、ツイードチェックとオリーブベンタイルの「チェック・リバーシブル・カー・コート」も好評を得ています。

コレクション全体を通して、現代的なデザインに長年培ってきた技術を駆使して作られたアイテムを融合させることで、カシミヤ&メリノウールのテーラリングとニットウェアに次なるレベルの革新をもたらしています。

「Athluxe and Travel(アスリュクス&トラベル)」の幅広いセレクションは、ミニマルなディテール、すっきりとしたライン、新しい素材を使用したラグジュアリーなシルエットが特徴で、クラシックなスタイルをエレガントで洗練されたルックへと昇華させています。


ロンドン・ファッション・ウィークでは、4シーズン連続で私たちの強みを生かし、カシミヤとテキスタイルの革新をリードし続けてきました。そして今回のコレクションでは、3年間にわたる開発と投資を行い、ブランドの上質な素材の産地を反映し、スコットランド、モンゴル、ペルーの風合いとパターンを探求。その甲斐あって、成功を収めることができたと自負しています。

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